介護職の給与は年齢によって変化します。年齢による給与の違いを把握しておくことで、自分の報酬が妥当なものかを判断できます。一般的な報酬は新卒の時が最も低く、年齢とともに報酬が増加し、40代、50代になると年収が最も高くなります。雇用体系にもよりますが、定年が近づくと報酬は徐々に下がり、定年後も継続勤務する場合、若年齢と同じかそれよりも低い報酬になることがあります。
介護職の場合、年齢別で見てみると20代前半(20−24歳)の給与は22万円前後が一般的な水準です。男性と女性の差はほとんどなく、あったとしても月額で3000円から5,000円程度の差になります。
20代後半(25−29歳)になると、スキルが上がり、資格取得などにより給与がアップします。平均的な月額給与は23万円から25万円で、特に体力が求められる現場で男性の仕事量が増加することもあり、男性と女性との報酬は月額で1万円ほど開きが生じるようになります。
スキルアップは20代、30代に行うのが一般的で、30代になると月額給与の平均は男性が28万円、女性が25万円ほどになり、その差は3万円ほどになります。20代と比較すると若干給与は上がりますが、年収レベルでは年間で10万円ほどの差になります。
40代から50代にかけての月額給与は30万円程度にまで上がります。この年代になると管理職としての役割を担うようになる人もいることから、手当がプラスされ、その分給与を押し上げる形になります。
60代になると月額給与は平均で23万円程度になり、男女の格差はほぼなくなると考えると良いでしょう。